凌月記

声優・ナレーター、河合凌子のメモです。

紫について

今日の紫については読む方によってはちょっとセンシティブな内容ですので、今日はあまり元気がない方、今日はちょっとそういうのはやめておこうかなという方は、ここで引き返して、また気が向いたときに見てください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年の3月に父親が亡くなりました。

仕事に行く途中の道で倒れ、そのまま虚血性心不全で。

朝、出勤していたら母親から電話が入って、急いで病院まで走りましたが、母親も含め誰も死に際には間に合いませんでした。

 

3月とはいっても、コートを着て仕事に出かけるくらい、外の空気は冷たい日でした。

 

父親とはもともとあんまり仲がよくなくて、昨年の8月に12年飼っていた猫が死んだのですが、実はそのときのやり取りで大喧嘩をし、それ以来絶交状態でした。

 

まさか半年ぶりの再会が死体との再会になるとは。

 

お葬式って、結婚式とかと違って、もう死んだその日に葬儀屋さんがきて、葬儀のプランを決めて、火葬場のお釜を予約して…という感じであれよあれよと話が進んでいってしまうんですよね。

 

私の父親も、亡くなった3日後には火葬しました。

身内と、本当に親交のあった人だけで、お通夜も告別式もせず、戒名も付けず、火葬式でお別れをしました。

 

棺に入れるお花は、葬儀屋さんが入れやすいように切花でご用意してくださったのですが、そのお花が、Twitterとこのブログのヘッダーにしているお花です。

 

f:id:KawaiRyoko:20191026000932j:image

 

本当にたまたまなんですけど、紫だったんですよね。

 

そんなこんなで父親は私の好きな色のお花に囲まれて荼毘に付されました。

 

父親の好きな色、何色だったんだろう。

それくらい聞いておけばよかったかな。